その二十三 旧顔好橋(大江町)

 

 

大江町の月布川沿いには、中心地の左沢(あてらざわ)はじめ、十八才(じゅうはっさい)、顔好(かおよし)、小釿(こじゅうな)

など、難読だったり風変わりと思える多彩な地名が並んでいる。その中でも「顔好」という幸せな響きは橋の名にも登場している。

 

 

顔好橋 2001年

 

北側親柱2柱は既に撤去されており、歩道が付け加えられている。

 

 

    

橋名親柱1998年                  同じく2001年

 

大した変化はないようにみえるが、脆いコンクリートの風化は確実に進み、1998年には

だいぶ残っていた親柱頭部の角張った感じも、2001年にはほとんど失せていた。

 

 

親柱背面より

 

 

拡大

 

この橋に使用されたコンクリートにはかなり大量の礫が混入されており、

コンクリートを節約しようとした様子が窺える。それが原因ではないかと

思える各所の激しい劣化が現れており、さすがにこれ以上の現役続行は

                       難しくなった。

 

  

鉄筋が露出する高欄支柱

 

この橋は昭和2年の竣功であり、かなり傷んでいる高欄ではあるが、それでも後補の

疑いがある。鉄パイプを加えた様式は、昭和最初期のものでは無いのではないか。

 

 

  

橋側面

 

 

 

  

橋上の様子1998年                            2001年

 

結局2002年にこの橋は撤去され架け替えられたのだが、業者自身の検査の結果、橋の上工部が

強度不足との判断が下り更に架け替えられることになった。そのため完成が翌年にずれ込み2003年

              の竣功となった。

 

 

路線名「大井澤 左澤線」

 

現在の路線名は県道「大江西川線」となっているようだ。

 

 

 

昭和2年竣功  平成14年撤去

 

 

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